消費者庁と消防庁が連携して、子供の火遊びによる火災の実態調査を行ったところ、子供の火遊びによる火災のうち、ライター起因であるものが半数以上にのぼることが確認されました。
また、5歳未満において死傷者発生率が高いことも分かりました。
子供の火遊びに使用されているものは、7割以上がライターです。
また、5歳未満の子供が、ライターで火遊びをした場合、8割以上という高い割合で死傷者が発生しています。
特に、幼い子供がいるご家庭では、注意が必要です。
次のことに気をつけましょう。
子供の手の届くところにライターを置かない
幼い子供によるライターを使った火遊びが、重大な事故につながっています。
ライターの保管には十分気をつけ、できれば子供だけを置いて外出するのは避けましょう。
子供にライターを触らせたり、遊ばせたりしない
お店にあるライターをおもちゃと間違え、いじっているうちに点火し、火傷する事故や、家庭にあるライターで遊んでいて点火し、火傷する事故も起きています。
子供でも簡単に操作できるライターを極力購入しない
家庭には不要なライターをなるべく持ち込まないようにしましょう。また、ライターを購入する際は点火操作が複雑なものにしましょう。
理解できる年齢になったら、子供に火の怖さを教える。
家庭や学校または地域社会において、火遊びの危険性や適正な火の取扱いについて教えることも必要です。
子供の火遊びによる火災の特徴と対策
大人が居ない時や人目につきにくい場所で発生することが多く、このために火災の発見が遅れたり、初期消火が困難になるなどして火災が大きくなることがあります。もし、火災が発生したら、真っ先に危険にさらされるのは、幼い子供たちです。親や周囲の大人が注意を払うとともに、日頃から子供たちに火の恐ろしさと火災予防の大切さを教え、理解させておきましょう。